猫と歳時記と水泳と

I keep a diary.

猫じゃらしいつか近づく天の川 鳴戸奈菜

f:id:kuu1019:20150910161905j:plain昨日、スマホのアプリでさらりとこんな猫を描きました。

今日、そっくりの子猫と雨の中で出会いました。

 

秋の長雨が降り続いて、地盤が緩んでいるところへ、台風の大雨。昨晩は寝ている時にも、市内の警報が何回も放送され、枕もとのスマホにも警戒レベルの知らせが入り、6回ほど起こされて、今朝は睡眠不足気味。雨のため、家族の送迎にも手間取りバタバタとした朝でした。

自分のことが後回しになりながらも、予約していた本が図書館に届いたとの連絡が入ったので、主人を送ってから、川沿いにある中央図書館へ、どしゃどしゃと雨が降る最中に出向きました。

 

予約本を借りて、図書館から帰宅の途中、怖いもの見たさもあって、川の水量を一目見ようと、傘をさして、溢れそうな川沿いの道へ近寄ったその時。

足元で「ニャッニャッニャッ」と子猫の呼ぶ声が。

えっ?!と足元をみると、水浸しの川沿いの野原は思っていたよりも浸水していて、草が水にどっぷり浸り、声の主はみつかりません。

しばらく、水浸しの足元を探して、耳を澄ましましたが、虫などの声がするだけ。蛙の声かもと思い、川の水の多さに怖くなり、引き返そうとした時、また「にゃっにゃっ!」とかすれた子猫の声が…

うそでしょ。。。。。こんなすごい雨の日に、しかも、こんな水の多いところで、勘弁してよ。。。。。と思いながらも、すでに目は子猫を探して草むらを見つめていました。

「どこ?にゃー。どこ?にゃー」猫の声をまねしながら、辺りを静かに歩きました。こちらの声に反応して、子猫は鳴きはじめます。草の中の猫を踏みつけるんじゃないかと、そっとそっと子猫の声に近付きました。声はすれども姿は見えず。水浸しの草むらにしかたなく膝をつき傘をさしながら、四つん這いで子猫探し。だんだん声が大きくなる方へ、そろりそろりと近付き、少し大きな草むらの中にぐしゃぐしゃのちび猫を見つけました。

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子猫を抱き上げ、どうしよう…と思いましたが、「大丈夫、もう大丈夫。あなたを傷つけたりしないから」と声をかけ胸元に抱くと逃げそうな動きはピタリと止んでおとなしくなりました。f:id:kuu1019:20150910111650j:plain

死んでしまったのかと心配になり、ニャー?と声をかけるとかすれた声でニャーと返事。よほど寒かったらしくがたがた震えが止まりません。

なんとか車まで戻って、車にあったアリーナのトレパンに子猫を包み、膝にのせるとおとなしく寝始めました。様子を見ながら運転をして、自宅へ到着。

  

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 我が家の黒猫クッチに紹介すると、嫌そうな雰囲気。

急いで水と牛乳のお湯割りをあげ、近くの獣医さんに電話して、連れて行きました。

子猫は生後2か月ほど、ここのところの連日の雨と昨日からの大雨ですっかり冷えきっていたようで、風邪をひき目が真っ赤。ノミやダニがすごいので、薬を処置してもらい。風邪薬ももらいました。

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獣医さんから帰宅。食欲もあり、少し落ち着いて箱の中でたくさん寝ました。

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可愛い家族。

風邪をなおして、早く元気になってほしいと思っています。

 

クーちゃんと仲良くしてほしいなぁ。しばらくはちび猫に振り回される、楽しい日々が続きそうです。

新しい家族の紹介でした。

 

長い一日だったぁ。