春大根を無知蒙昧と君は言へるか 栗林千津
雨の日曜日。日射しが少し長くなってきましたが、気温は一段と冷え冷えとしています。今日は一日中、すっごく冷たい雨が降っていました。
朝、家族を隣駅まで車で送るついでに、夕食の買い物を直売所で済ませました。新鮮な春大根やブロッコリーや豚肉、春の草花の苗を購入。小雨の中、庭に春の小さな花を植えました(^^)。
雨は降り続き、気温が低くく寒すぎて散歩にでる気にならないので、猫たちとくつろぎながら、ゆっくりと本を読んで過ごしました。静かな読書は春の冷たい雨のおかげ。
一触即発南蛮煙管咲きました 栗林千津
「最近の世界情勢はもちろん、今の日本のあり方に戦前とよく似た隠微なきな臭さ、漠然とした不安を感じる年配者が多いが、軍人の妻であった作者も、偶発的に起こり得る戦火の苦しみを呼び覚まされての一句だろう」
「人間が一体どれほどのものだというのか、無知蒙昧なるものはどちらなのか。」
「大地にしっかり立つのが好き、地熱を足の先から頭の先まで充分に体内に通すんです。そんな生き方をしているんです」 (撰者 大木孝子さんの文より)
春寒の雨音読書たのしめる 夕起