猫と歳時記と水泳と

I keep a diary.

青嵐神社があったので拝む 池田澄子

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白黒猫のジーがいなくなった。

ジーは一昨日の夜、私の手から鳥のささみのひき肉を食べてくれた。

昨日の朝、この辺りはすごい雨。ジーの姿がみえなくて家の中と雨の中をひとしきり探したけど、ジーは見つからなかった。

3月に叔母が亡くなった後、ジーの体調が悪くなり、獣医に通っていた。

ジーちゃんは耳の下に癌らしきものが出来ていると獣医に言われた。老衰だから手術は無理だとの診察。痛み止めの注射と飲み薬で静養していたジー。

叔母が私の家の近くに拒食症で入院したのが19年前。ジーちゃんが我が家にもらわれてきたのも、ちょうど同じ頃。叔母も最後は急性の肺がんだった。

 

 

おとといの夜。翌朝の仕事が早いので、自分は早めに就寝。主人が庭の軒下で夜風にあたり涼んでいるジーに母がなにやら話をしているのを見たという。それがこの家でのジーちゃんの最後の姿。水をよく飲み、庭や家の中のトイレで用を足していた。食事は視力や嗅覚が弱っていたので、お皿からは食べられず私の手から食べていた。

今年になって家の中と庭以外を歩く事は全くなかったから、遠くへ歩いて行ったとは思えない。家の中や廻りは何度も探した。

 

この辺りは、車で10分ほど走れば田園が広がり里山や森があって、フクロウなどの猛禽類が目撃されている。狸がいて二本足でたってこちらを眺めていたこともある。近くにハクビシン用の罠を見たこともある。10年くらい前にはモモンガのような空をとぶ大ネズミのようなものが車のウインドウに下りてきたこともあった。自然ゆたかな土地。カラスも多くて早朝仕事へ行く時はよくカラスが飛び回るのを見る。考えたくもないけれど弱くなっていたジーはカラスに狙われていたのかもしれない。

 

私の白黒猫は神隠しのあったのか、どこかで待っているのか。