猫と歳時記と水泳と

I keep a diary.

猫と暮らして唄えばほのと冬菜畑 北原満子

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寒くなりましたね。

朝晩の冷え込みが激しく空気が冷たくて、石窯パン屋や、パンケーキ屋へお手伝いへいく早朝の自転車通勤が辛く感じることもしばしばです。

マフラーや耳当て、手袋、マスクは必需品で、一つでも装着し忘れると冷たい空気が強風のように肌にあたりペダルを漕ぎたくなくなります。なので、冬小物は必須アイテムです。

冬小物は毛糸の編み物で手作りできる楽しみがあって大好きです。手袋や簡単なネックウォーマーなどはどこかへ忘れてきたり、落としたりすることがあって、少し悲しい思いをすることもあります。でも、失くした小物は余り毛糸でちゃちゃっと作りなおせるので、毛糸の種類をあれこれ選びながら寒さも楽しめるようにしたいと思っています。

 

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写真は近所の図書館とギャラリーに飾られているクリスマスツリーです。街のデコレーションもクリスマス商戦が始まり、年末らしくなってきました。

 

今週末はもう師走。年々一年が早く過ぎているように感じます。地球の自転が速まっているとか宇宙の速度自体が速くなっているのではと疑いたくなるほどです。ですが、すやすやと眠る猫たちを眺めると、世の中はほとんど変わりなく時間はんびりと過ぎていると思えて「ほっ」とします。

 

 

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 楽しく体を動かして、ちゃんと食べて、しっかり温まってぐっすりと眠る。忙しくて時間が足りなくても、猫たちと暮らしていれば大切なことを忘れずに過ごせます。

 

 

どの猫も世界一なり冬篭り  松本恵子

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すっかり冬らしく寒くなりましたね。朝晩は空気が冷たくて、暖かいベットから出るのが億劫です。

木の葉もほとんど落ち、枯木立が澄みきった空気の中でやけにくっきりと輝いて見えます。今年もあと一カ月半。去年よりも素早く月日が経ったように思います。

今年のクリスマスイブは世界で一番かわいい私の大好きな黒猫のクーちゃんの四十九日です。

黒猫のクーちゃんと出会ったのは18年前の冬の朝でした。早朝にジョギングをしていたら、仔猫の鳴き声がして、足元を探したけれどみつからず、その日の昼過ぎに主人と散歩に出た際に、「今朝ね。この辺りで、仔猫に声をかけられたんだけど、姿が見えなくてね」と話をしたとたん、草むらからコロコロと綿菓子のような小さな小さな灰色の仔猫が転がり出てきました。「あんなに大きな声だったのにこんなに小さかったの?」と驚いていると、仔猫は「待ちわびたぞ」と言わんばかりに、私の胸に駆け上がりジャケットの中にすっぽりと収まりました。その時から黒猫のクーちゃんは世界で一番可愛い私の大事な大好きな家族になりました。

今年の夏頃から時々咳をしていたクーちゃんの呼吸が、冬になってから、時折、苦しそうになり、食欲がなくなって1週間ほどで眠るように静かに逝ってしまいました。苦しませたくなかったので、獣医さんと相談して無理な延命はせず自然な最期を迎えました。

クーと一緒に過ごした日々を思い出すと涙が止まらなくなります。いつもいつも温かく可愛く、ずっと傍に寄り添っていてくれました。

 

 

 

ぽっかりと空いた黒猫の形をした心の穴に、我家のやんちゃな白茶虎猫たちが出入りしています。寂しさを紛らわすには、仔猫たちの暖かいぬくもりがよく効きます。

それに、どんなに悲しくても寂しくても日常生活の雑事や仕事は容赦なく迫ってくるので、日々の仕業に追われている間に時が経ち、クーちゃんのお葬式も終わり、少しゆっくりと過ごしています。

 

ぼちぼちと心を元気にして、また、猫たちとの暖かい日々の写真を撮っていきたいと思う今日この頃です。