猫と歳時記と水泳と

I keep a diary.

黒猫の 優しき横顔 冬ぬくし

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朝晩はすっかり冬らしく、寒くなりましたが、ここ2,3日、日向はとても暖かくて小春日が続いています。

相変わらず、指導の仕事の時間と家の用事と介護やお見舞いの時間とであっという間に一日が終わります。猫達が見せてくれる表情やしぐさに和むことで、なんとか自分の感受性を自分らしく保てています。

 

 

自分の感受性くらい  茨木 のり子 

ぱさぱさにかわいていく心を 
ひとのせいにはするな 
みずから水やりを怠っておいて 

気難しくなってきたのを 
友人のせいにはするな 
しなやかさを失ったのはどちらなのか 

苛立つのを 
近親のせいにはするな 
何もかもへたくそだったのはわたくし 

初心消えかかるのを 
暮らしのせいにはするな 
そもそもが ひよわな志にすぎなかった 

駄目なことの一切を 
時代のせいにはするな 
わずかに光る尊厳の放棄 

自分の感受性くらい 
自分で守れ 
ばかものよ

 

水泳の練習も楽しい手作りの時間も手放したりはしません。まだまだ、これから。

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